凍結防止剤について

凍結防止剤とは

 凍結防止剤散布装置で散布される「凍結防止剤」とは、名前の通り凍結を抑止・解氷をするための薬剤です。
凍結防止剤は成分により、塩化物系と非塩化物系に大別できます。
系統 主成分 特徴 短所 液体の有無
塩化物系 塩化ナトリウム 大量に流通していて安い 撒きすぎると塩害を引き起こす
車が錆びる
 
塩化カルシウム
塩化マグネシウム
塩化ナトリウム+塩化カルシウム  
非塩化物系 酢酸カルシウム+酢酸マグネシウム 環境に優しい、車が錆びない 高価である
(塩化物系の4倍〜)
 
酢酸カリウム
他カルボン酸系
尿素
 現在、道路管理者が使用している薬剤の大半は、塩化ナトリウムです。(環境上好ましくない箇所は非塩化物)

 <凍結防止作用>
 水に塩を混ぜると0℃以下になっても水が凍りません(氷点降下)。この作用を利用して事前に薬剤を散布することで凍結を防止します。
氷点降下の作用は簡単にいうと、温度が下がって水が密着しようとする際に塩の粒子が邪魔をして密着させないことで起こる作用です。
 <解氷作用>
 小学校の理科の授業で氷に塩を振って氷の温度を下げる実験をした方もおられると思います。この時に氷の温度が下がっているにもかかわらず、氷の容器の底に水が溜まっていることに気づいたでしょうか?
この水が溜まったことが、解氷作用を示しています。
塩は、氷に溶け込もうとする際に周囲(氷)から熱を奪い、この奪った熱で氷を少し溶かします。
塩がある間は温度が低いまま継続していき塩が溶けきると、今度は氷と周囲の温度差で氷の温度が上昇して氷が溶けていきます。
すなわち、大きな熱移動を起こすことで解氷作用が起きるのです。


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